経営課題の解決方法 対話・会議・プロジェクトの支援者活用
前回は社外の力を使って経営課題を解決する場合、誰に何を相談するかをお伝えしました。 今回は、「どのように解決するか?」を中心に考えてみたいと思います。
「対話」 第三者の視点、視野を使って解決するー
AIや経営コンサルのレポートなどから課題解決の選択肢は出てきたとします。さて、何を選択しましょうか?
選択する理由は何でしょうか?
選択に際して一人で結論が出ない、自信が今一つない場合は、経営者と会社の状況ををしっかり理解した社外支援者との対話が有効です。ここで言う「対話」とは、お互いの見解や意見が違うことを認め合いながら、その違いを理解すること、とお考え下さい。
経営の現場は経営者が一番分かっているはずですから、支援者に期待したいことは、他社・他業種などの事例や経験によるアドバイス、別な時間軸で考えた場合の考え方や、経営者が気づいていない視点・視野を提供することです。
時にファシリテーションを行なったり、コーチングやアドバイスを行なったりと、課題の状況によってアプローチも変わってくるはずです。
対話を通じて、「どうなりたいか?」「何が大切なのか?」が明確になれば、手段としての「解決の選択肢」も自然に見えてくるでしょう。 時には言葉を交わすだけでなく、PCやホワイトボード上で言語化したり、整理したりすることも必要になります。支援者には、ただ対話するだけでなく、手を動かすことも求められます。
いずれにせよ、一人では決断できなかったことが、「〇〇だから〇〇に決めた」と社員に伝えられるようになればOKでしょう。
「〇〇だから」がポイントで、そこを一緒に見つけられる伴走的支援が必要とされると思います。
「会議」 知恵を集めて解決するー
役員や幹部の意見も聞きたい、現場の状況を社員から直接聞きたいということであれば、会議による課題解決をしたいところです。ところが、この「会議」が曲者です。私も今まで何回も会議を傍聴したことがありましたが、殆どが上手くいっていません。
特定の人しかしゃべらない、話が横道にそれる、内職をして能動的に参加していない、結論が出ない・・・参加者の貴重な時間を使っているのに、なんともったいことでしょう。
社内のメンバーだけでは、うまく会議が進まない、そもそも必要な会議が開催されていないのであれば、ファシリーテーターとしての社外支援者の力を利用するべきです。
会議は押さえるべきポイントやセオリーがありますので、改めて別ブログでお伝えしたいと思います。
「プロジェクト」 PDCAを回しながら解決策を実行するー
経営者が指示したことも、会議で決まったことも、実行されなければまったく意味がありません。「誰が」「何を」「いつまでに」「どのように実行する」を明確にして、結果を検証していく。上手くいかないのであれば、原因を明確にして、もう一度計画を立て、実行し、検証していく。
PDCA(Plan-Do-Check-Act)のサイクルをプロジェクトとして管理して、しっかり回していく必要があります。
ここでも、社内で率先してリードする社員がいないのであれば、プロジェクトファシリテーターとして社外支援者を活用すればいいでしょう。社外の力を借りることで、課題解決が進んでいくはずです。
同時に、社員にファシリテーターのノウハウを移し経験を積ませることで、社員の育成とチーム力の向上も図ることができます。課題を解決しながら、社員育成と組織力の向上が両立できたら一石二鳥ですね。
どの方法を選ぶかー 課題と対象者、効果を考える
どの課題に何の方法で臨むかは、課題の内容と対象者、狙う効果で検討するべきでしょう。
例えば、会社のビジョンを明確にする場合は、支援者との複数回の対話を通じて自身の内面を見つめ直して言語化していくこともありますし、社員を集めて会議で案を出してもらい最終的には経営者が決める、という進め方もあります。
課題解決には、経営者の指示や伝達という方法が効果的なのか、社員も参加した方が効果的なのか。課題の中身や組織の状況を考慮して、個々に検討していくべきでしょう。
そして対話・会議・プロジェクトに社員が参加するということは、参加者の成長機会になるし、会社への帰属意識も高まるということを忘れてはいけません。課題解決が育成とモチベーションアップの場になることも理解しておきたいですね。
社外支援者が関わるのであれば、この点も考慮した上での適切なアドバイスが欲しいところです。
次回はこのカテゴリーのまとめとして、課題解決と社外支援者活用の全体像を確認したいと思います。
続きは、こちらから
*どのような課題に、どのようなアプローチで臨めば、より効果的に進めることができるかなど疑問点がありましたら、気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ


